2023年末の中国の外貨準備高は再び3兆2000億ドル超に回復

2024-01-08 20:33:02  CRI

 中国国家外貨管理局の最新データによると、2023年12月末時点の中国の外貨準備高は3兆2380億ドルで、年間を通じて安定して増加していることが明らかになりました。中国の経済が持続的に回復し、質の高い発展が着実に推進されていることは、外貨準備高規模の基本的な安定の維持を支えるものとされ、外貨準備高に比較的余裕があることは、外部環境の複雑さ、厳しさ、不確実性の拡大に対応する上で重要な保障を提供するとされています。

 データによると、2023年12月末時点の中国の外貨準備高は2023年11月末より662億ドル増加し、増加幅は2.1%でした。また、2022年12月末時点と比べると1103億ドル増加しており、増加幅は3.5%でした。 

 為替管理情報科学技術研究院の国際金融の専門家である趙慶明氏の分析によると、2023年12月は主要国の金融政策と期待などの影響を受けてドル指数が下落し、世界全体の金融資産価格は全体的に上昇しました。為替レートの換算や資産価格の変化などの要因が複合的に作用したことで、同月の外貨準備高の増につながりました。

 趙氏はまた、「過去1年間、わが国の外貨準備高は基本的に3兆2000億ドル前後で小幅に変動した。わが国の経済が持続的に回復し、上向くのにつれて、対外貿易市場が多様化し、輸出構造が持続的に最適化され、対外貿易の粘り強さが絶えず強化され、わが国の外貨準備高規模の基本的な安定維持をサポートすることになる」と分析しました。(閣、坂下)

ラジオ番組
KANKAN特集