深セン市で発生したジェットコースター衝突事故 調査報告が発表

2024-01-08 16:41:51  CRI

 深セン市人民政府事故調査グループはこのほど、同市内の遊園地「歓楽谷(ハッピーバレー)」で昨年10月27日に発生したジェットコースター衝突事故の調査報告書を発表しました。報告書は、企業側が安全確保の責任を十分に果たしておらず、設備の保守が不十分だったことなどによる一般特殊設備の責任事故だったと指摘しました。事故調査グループは責任者12人と責任のある関連組織に対しての事故処理提案を行いました。うちハッピーバレーの羅副総経理ら3人については、司法機関に送って処理することが提案されました。

 深セン市南山区の遊園地「ハッピーバレー」の大型遊具「雪域雄鷹」ジェットコースターは2023年10月27日に衝突事故を起こし、28人が病院で治療を受けました。うち3人が重傷、7人が軽傷、11人が軽い打撲や擦り傷、7人には外傷がほとんど認められませんでした。同事故による直接の経済損失は397万5000元(約8017万円)に達しました。

 調査報告によると、ジェットコースターの衝突事故が発生した時には、設備発射エリアの1#渦電制動板の後ろ側のボルトが疲労破断しており、ブレーキ板が持ち上がって大きく横にずれ、1号車の永久磁石と接触することでさらにずれました。1号車は軌道の最高点まで到達できずに重力のために逆走を始め、車体の下にある永久磁石はさらに1#渦電制動板とぶつかり、他の渦電制動板ともぶつかったため、車体の永久磁石は完全に破損してブレーキが機能しなくなり、1号車は後退を続け、後方のプラットホームに停車中だった2号車と衝突したとのことです。(ZHL、鈴木)

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