1人暮らしの高齢者が転倒 11歳の隣人が冷静に救急車を呼ぶ

2024-01-08 14:51:39  CRI

 中国中部に位置する湖北省宜昌市五峰トゥチャ族自治県採花郷大村村でこのほど、1人暮らしの高齢者が転んで動けなくなりましたが、隣の家に住む11歳の蔡亮亮君がすぐに状況に気付き、冷静で迅速に120番(救急車を呼ぶときに用いる電話番号)に通報し、高齢者を危機から救いました。

高齢者の様子を見ながら通報の電話をかける蔡亮亮君

 防犯カメラの映像によると、当日午後2時ごろ、自宅で勉強していた蔡君は突然、隣から大きな音が聞こえました。すぐに外に出て様子見たところ、隣に住む高齢者が倒れているのを発見し、急いで家に戻り、救急車を呼びました。

 救急車や近所の人が到着するまで、蔡君はずっと高齢者のそばにいました。対応が早かったため、高齢者の足の骨折は効果的に治療され、現在、入院して経過観察をしています。

 この善行を知った高齢者の家族は蔡君を褒めました。蔡君の保護者によると、120番に助けを求める電話をかけたのは今回が初めてではなく、昨年、ある車が溝に落ちたのを見かけた時も120番に電話して救急車を呼んだということです。

 蔡君は自身の行動を誇りに思っています。人助けを自分の喜びとし、「今後も似たようなことがあれば、そのときも助けるつもりです」と話しました。(ヒガシ、藤井)

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