2023年12月の世界製造業PMI発表

2024-01-06 15:46:16  CRI

 中国物流購買連合会は6日、2023年12月の世界製造業購買担当者指数(PMI)を発表しました。指数は前月から横ばいで、15カ月連続で50%を下回っており、世界経済の回復の安定性は弱く、回復のモメンタムが不足していることを示しています。

 2023年12月の世界製造業PMIは48%と前月から横ばいとなり、15カ月連続で50%を下回っています。2023年、世界製造業PMIの年間平均は48.5%で、2022年より3.3ポイント低下となり、通年の各月とも50%以下で推移しました。これは、世界経済の成長の勢いが2022年に比べやや鈍化したことを示しています。

 世界経済回復の原動力が引き続き弱まっていることを踏まえ、世界の主要機関は、2024年の経済成長速度は2023年をやや下回るとの見方を示しています。ロシアとウクライナの戦争、イスラエルとパレスチナの紛争、紅海周辺の海運情勢などの地政学的衝突は世界貿易に影響を与え、2024年の世界経済回復を困難にする主要な要因となり、世界の産業チェーンとサプライチェーンの安定性への課題となっています。

 2023年のアジア製造業購買担当者指数(PMI)の年間平均値は2022年と同水準の50.7%で、アジアの経済成長の強靭性が比較的強いことを示しました。世界の主要機関のアジアの経済成長に対する期待は他の地域よりも高く、世界の経済成長に対するアジアの貢献度は徐々に高まっています。発展環境の相対的な安定と地域協力の段階的な強化は、アジア経済が発展の強靭性を維持するための重要な保障となっています。中国経済は安定した回復を続けており、引き続きアジア経済の安定回復の主要なけん引力となっています。(帥、NM)

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