中国第一歴史公文書館でサービス初提供

2024-01-06 16:48:13  CRI

 

 中国第一歴史公文書館は6日、初となる一般向けの展示およびファイルの検索・貸出サービスを始めました。

 中国第一歴史公文書館の前身は1925年10月10日に設立された故宮博物院文献部です。中国史上初の現代的意義を持つ公文書管理機構であり、明と清の両時代の中央政府と皇室の公文書を専門に保管する国家公文書館です。1925年から現在までの100年近い年月を経て、1000万点(冊)を超える公文書を所蔵し、3000点余りが明代の公文書、残りの大部分が清代の公文書となっています。そのうち、漢文で書かれたものが約80%、満州文字が約20%を占め、5万点(冊)以上が蒙古文字の公文書です。その他の民族文字の公文書も少量あり、さらに英・仏・独・露・日などの外国文字の公文書も所蔵されています。同館に現在保管されている明・清時代の公文書の480万点近くは一般公開され、7つの漢文全文検索データベースおよび11の満州文字全文検索データベースが公開されています。また公式サイトでは422万件のカタログ検索と、『清実録』『清会典』の2つの全文検索データベースを提供しており、利用者は無料で使用できます。

 同館はこのほど、故宮博物院の西華門内から新館に移転し、公文書関連の展示活動も行われています。(ヒガシ、NM)

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