中国が独自開発した最大規模のPETG装置が江蘇省連雲港で稼働開始

2024-01-05 15:46:05  CRI

 独自の知的財産権を持つ中国最大規模のPETG装置が5日、江蘇省連雲港市内で稼働を開始しました。全面稼働後の年間生産能力は、中国では第1位、世界では第3位の13万トンに達します。

 PETGは、容器の素材としてよく使われるPET樹脂の分子にグリコールモノマーと呼ばれる成分を追加した物質で、優れた熱成形性を持つ新高分子素材です。PETGで製造されたシート材の強靭さはアクリル板の15~20倍に達します。PETGは安全で環境に優しく、人間と自然環境に無毒・無害で、新型シート材、特殊容器、高級フィルム材、エコ建築材料などに幅広く応用されており、従来型のプラスチックの理想的な代替品とされています。

 連雲港市内で稼働を開始した中国最大規模のPETG装置は触媒、重合プロセス及び製品性能の最適化、調剤開発などのPETG関連の中核的技術13件を保有しています。同装置が全面的に稼働すれば、中国のPETG市場の対外依存度は30%低下する見通しとのことです。(ZHL、鈴木)

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