2023年、中国が知的財産権を有する科学技術成果の転化と応用が促進

　国家知的財産権局は4日、「中国が知的財産権を有する科学技術成果の転化と応用が進み、産業の発展と効率アップをサポートしている。中国の2023年の特許、商標の担保融資総額は2022年より75.4％増の8539億9000万元（約17兆円）となり、それにより、3万7000社の企業が恩恵を受けている」と発表しました。また、専利開放許諾の試行により、1万7000項目の利用が許諾され、知的財産権を有する科学技術の価値の上昇が顕著になっています。特許集約型産業の2022年の付加価値は15兆3000億元（約307兆円）で、GDPに占める割合は12.7％となっています。2023年1～11月の知的財産権使用料の輸出入総額は3345億元（約6兆7011億円）となっています。

　中国が所有する世界のトップ100科学技術クラスターの数は、世界知的所有権機関（WIPO）が発表したグローバル・イノベーション・インデックス（GII）リポートの2023年版で世界第1位に躍り出ました。（殷、坂下）