3日は「今年最も太陽に近づいた日」

2024-01-03 16:31:33  CRI

 北京時間3日午前8時38分、地球から太陽が今年最も大きく見えました。

 地球は太陽の周りを楕円軌道で公転しています。その軌道上で最も太陽に近づく点のことを「近日点(きんじつてん)」と呼びます。今年は北京時間1月3日午前8時38分が、地球が近日点に移動した瞬間でした。この時、地球と太陽の距離は0.983天文単位(約1億4700万キロ)に縮まり、太陽の視直径(見かけの直径)が32.31分で、見かけの面積がほぼ最大になることから、「年間最大の太陽」と呼ばれます。

 なお、天体が太陽から最も遠ざかる点を「遠日点(えんじつてん)」と呼びます。今年、地球が遠日点に移動するのは7月5日で、その時に見える太陽の視直径は近日点の時よりも3.4%ほど小さくなるということです。また、遠日点と近日点からの太陽の距離の差は500万キロあります。

 地球が近日点まで移動すると、太陽は南半球に直射するため、北半球に当たる太陽光の傾斜角が大きくなり、日照時間が短くなります。そのため気温が下がり、比較的寒い日になります。「年間最大の太陽」が見えると、間もなく二十四節気の小寒(今年は1月6日)が到来し、一年で最も寒い日になります。

 1月の夜空には冬の星座が次々と登場します。オリオン座、おうし座、ふたご座などが姿を現す、天文愛好家にとっては最適な季節です。(殷、謙)  

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