【CRI時評】「より幸せな暮らし」は世界の人々の期待

2024-01-02 13:46:46  CRI

 中国初の国産大型クルーズ船「愛達・魔都号」(Adora Magic City)が元日に上海を出港し、商業就航を開始した。開発に8年、設計・建造に5年をかけたこの船は、海外メディアから「中国造船業の重要な一里塚」と評されている。このプロセスはまさしく、習近平国家主席が2024年の新年のあいさつで述べた、「中国の革新の原動力と発展の活力が勢いよく湧き出ている」ことの表れであり、「日進月歩の革新的な創造を、あらゆるところで実践している」ことの成果である。

 2023年は、中国が平和のために奔走し、発展のために努め、文明の学び合いに力を捧げた年だった。

 習主席は新年のあいさつの中で、中国が最終的に目指しているのは「人々の暮らしをより幸せなものにする」ことだと話した。この国だけでなく、世界の人々がより幸せに暮らすことが、中国の願いである。

 それには、まず平和で安定した環境が必要だ。「ウクライナ危機の政治的解決に関する中国の立場」と「イスラエルとパレスチナの紛争解決に関する中国の立場」の発表や、仲裁のための複数の中国政府関係者の派遣など、和平実現に向けた中国の取り組みは国際社会から広く認められている。

 発展はすべての問題を解決する鍵である。世界の主要経済国のうち、中国の2023年第1~3四半期の経済成長率は前年同期比5.2%で、依然として世界経済の最大のエンジンとなっている。広州交易会、サービス貿易博、輸入博、サプライチェーン博……中国は世界がチャンスを共有できるよう、協力のプラットフォームを次々と構築してきた。

 世界の人々のより幸せな暮らしの実現には、より公正で合理的なグローバルガバナンスが欠かせない。中国・中央アジアサミット、第3回「一帯一路」国際協力サミットフォーラムの成功裏の開催から、ブリックス(BRICS)ファミリーへの新メンバーの加入、さらにはサンフランシスコでの中米首脳会談に至るまで、中国は国際秩序の維持に努め、「グローバルサウス」の力を大きくし、激動と変革の世界に確実性と安定性を注いできた。

 世界の人々のより幸せな暮らしのヒントは、文明の相互参照、民心の通じ合いの中にもある。2023年に杭州で開かれた第19回アジア競技大会の開会式では、5000年前の良渚文化をテーマにした歓迎式典が来場者を驚かせた。中国人の自信の基礎であり、力の源であり、世界文明の花園を豊かにし、世界の人々の心をより近づける開会式となった。

 2024年は新中国の成立から75周年にあたり、中国が第14次五カ年計画の目標・任務を実現する上での重要な年でもある。複数の外資機関がこのほど発表した報告書によると、投資、消費、輸出に関する複数の前向きなシグナルが続々と発されるのに伴い、2024年の中国のマクロ経済はさらなる回復と安定化が期待されるとみなされている。

 2024年も中国は国際社会と手を携えて挑戦に対応し、共同の繁栄を推進していく。(CRI論説員)

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