【CRI時評】中国外交がどのように結果を出すかについて答えた重要会議

2023-12-30 12:23:19  CRI

 中国は5年半ぶりに中央外事活動会議を開催した。世界の変乱が絡み合い、中国の発展が複雑で厳しい外部環境に直面するなかで、中国の政策決定層は外交政策をどのように調整するだろうか。中国外交は今後どのように力を発揮させていくのだろうか。人々はこの会議から答えを探し出した。

 過去10年間、「どのような世界を築くのか、この世界をどのように築くのか」という時代の命題をめぐって、中国外交は絶えず答えを出してきた。「人類運命共同体」は7年連続で国連総会決議に盛り込まれ、上海協力機構やBRICS諸国などの多国間メカニズムの決議や宣言に何度も盛り込まれ、世界から歓迎された。サウジアラビアとイランの「握手」を促し、パレスチナとイスラエルの衝突を仲介し、気候変動の試練に対応した……。

 現在、地政学上の衝突が次から次へと起こり、景気回復が力強さを欠き、異常気象が頻発しており、国際社会には「われわれの世界はよくなるのか」という悲観的な気分が漂っている。これに対し、会議は「人類の発展・進歩の大きな方向は変わらず、世界の歴史が曲折しつつ前進の大きなロジックが変わることなく、国際社会が運命を共にする大きな趨勢が変わることはない」という判断を下した。

 今年は中国が人類運命共同体構築の理念を打ち出してから10周年にあたる。人類運命共同体の理念は全く異なる世界観、秩序観、価値観を体現しており、中国は自国の発展を望んでいるだけでなく、世界各国も共に発展することを望んでいる。この理念は世界の発展に大きな影響を与えるだろう。

 明確で確固とした目標があれば、困難な試練に対応する方法が必要だ。会議は「二つの提唱」―平等で秩序ある世界の多極化と包摂的な経済のグローバル化を提唱する―を打ち出した。これは非常に強い現実的な目標を持っており、公平と正義を体現し、国際社会の普遍的な要求と共通の心の声を代表し、現在の世界が直面している一連の重大な問題と重大な試練に対応するための中国のプランを提供した。

 今回の中央外事活動会議を通じて、人々が中国外交の理性と自信、責任感と有為を感じるのは難しいことではない。これは、中国がグローバルガバナンスを充実させ、世界の平和的発展を守るためにより大きな力で貢献することを意味する。そして、より大きな役割を果たす中国は、世界にとって間違いなくチャンスであり、利益をもたらす存在だ。(CRI論説員)

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