甘粛省地震後に政府が牛や羊を高く購入 農家を支援

2023-12-29 13:33:37  CRI

 中国北西部の甘粛省臨夏ホイ族自治州積石山県で今月中旬にマグニチュード6.2の地震が発生した後、被災地では一部の畜舎の被害が深刻で、家畜が飢え、寒さにさらされていました。畜産農家の利益を保障するため、臨夏ホイ族自治州の農業農村部門が先頭に立って牛と羊の買取サービスチームを結成し、市場価格より高い価格で家畜を緊急に買い取りました。27日午後6時現在、農家257戸から牛258頭、羊1521頭が買い取られ、買取金額は403万4200元(約8000万円)に上りました。

 積石山県の畜産農家

 臨夏ホイ族自治州の農業農村部門は積石山県周辺地域の大規模畜産農家、協同組合などを組織し、臨時で被災地の牛・羊買取サービスチームを結成し、積石山県で最も被害が深刻な4つの郷・鎮で緊急買取を展開しました。畜舎が大きく倒壊し、養殖・飼育を継続できない牛や羊について、牛は市場価格より1キロ当たり1元(約20円)高く、羊は2元(約40円)高く買い取りました。

 積石山県のある農家によると、地震で羊舎が半分崩れ、羊が飢えと寒さに耐えられるか心配していたところ、買取サービスチームがやってきて、羊6頭を6000元(約12万円)で購入し、切迫した状況から助けてくれました。この男性は来年の春も羊の飼育を続けるつもりだということです。(閣、藤井)

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