防東高速鉄道 中国初の中越国境地帯での都市間高速鉄道が運行開始

2023-12-27 16:11:08  CRI

 

防東鉄道

 D8242の番号が付けられた初の高速列車が今日(27日)午前7時59分、中国とベトナム国境地帯にある広西チワン族自治区東興市駅を出発したことで、防東鉄道が正式に開業しました。この路線はベトナムとの国境地帯にある中国の都市を結ぶ初めての高速鉄道であり、その開通は国境の町である東興市が中国全国の高速鉄道ネットワークにつながったことを意味します。

 防東鉄道は広西防城港市内の防城港北駅と新設の東興市駅を結びます。路線の全長は47キロで、設計最高時速は200キロです。設けられた駅は防城港北駅と東興市駅の2つで、複線の旅客・貨物路線として、国鉄Ⅰ級の路線に指定されています。

 開通当初は1日6本の旅客列車が運行され、東興市駅と防城港北駅を最短で19分、南寧東駅までは73分で結ぶことになります。その後は旅客数の推移に基づき、列車のダイヤを調整していきます。

 広西チワン族自治区東興の通関所では今年、出入国者が12月20日までに延べ508万人以上、出入国車両は延べ19万9000台以上、通過貨物量は140万トン以上に達したとのことです。(雲、鈴木)

 

ラジオ番組
KANKAN特集