湖北省南漳県の農民 甘粛省の地震被災地に野菜18トン寄付

2023-12-25 13:31:59  CRI

 中国中南部の湖北省・南漳県で23日午後10時、華羽鑫成生態農業合作社の前から18トンの野菜を積んだ大型トラックが目的地である北西部の甘粛省臨夏回族自治州積石山県に向けて出発しました。

 甘粛省で地震が発生した後、遠く離れた南漳県の劉家玉さんは、震災救援のメッセージを聞いて、野菜を寄付しようと考えました。地元の有名な栽培農家である劉さんは、「コロナ禍が最も深刻な時期に寧夏の医療チームが南漳に駆け付けて支援してくれた。全国各地からの支援があったからこそ、私たちは難関を乗り越えることができた。甘粛省が災害に見舞われている今、私たちも自分たちの力を尽くしたい」と語りました。

 今年劉さんが栽培した野菜は、食感が柔らかくすっきりした甘みがあるため、市場で人気を集めています。ソーシャルメディアのショート動画を通じて被災地の人々が直面している困難を目にした時、劉さんはとても心を痛めて、「被災地は北西地区にあり、気候が悪い。収入が少し減っても、被災地の人々に私たちの野菜を食べてもらいたい」と考えました。

 劉さんが被災地に野菜を寄付するには収穫を手伝ってくれる人が必要だとのニュースは村の委員会や親友の協力の下、モーメンツや微信グループなどのSNSを通じて拡散され、今月22日にわずか3時間余りで100人近いボランティアが集まりました。翌日早朝からボランティアによる作業が始められ、10時間以上たった午後10時ごろ、18トンの野菜を満載したトラックが被災地に向けて出発しました。トラックは25日午前に甘粛省の被災地に到着する予定です。(hj、野谷)


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