国連安保理第2720号決議の確実な実行を希望=外交部

2023-12-25 19:15:21  CRI

 外交部の定例記者会見が25日に開かれました。ある記者から、国連安全保障理事会が先週金曜日に、ガザの人道問題に関する第2720号決議を賛成13票、棄権2票の結果で採択したことに対する中国の立場の説明を求める質問がありました。

 外交部の毛寧報道官はこれに対して、「安保理の第2720号決議は、今回のパレスチナとイスラエルの紛争発生以来、安保理で採択された二つ目の決議で、ガザへの人道的支援を拡大するとともに敵対行動を持続的に停止させるための条件を作り出すための緊急措置を講じることが求められている」と述べた後、「周知の理由により、この決議は国際社会の期待に応えるものではなく、改善の余地がある。しかし、現在の緊迫した情勢やパレスチナなどアラブ諸国の立場を考慮して、中国は賛成票を投じた。今回の紛争では既に数万人の民間人が死傷し、ガザの人道的状況は悪化し続けている。われわれは、決議が確実に実行され、人道援助を早急に拡大するとともに、監視メカニズムを確立することを望んでいる。同時に、停戦の実現が依然として最重要の前提条件である。中国は引き続き各方面との調整を強化し、安保理がより責任と意義のある行動を速やかにとるよう推進し、ガザの紛争を早期に収束させ、『二国家解決』を確実に実行し、中東地域の平和と安定を実現させるために、たゆまぬ努力をしていきたい」と強調しました。(任春生、坂下)

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