中国 2023年工業付加価値は増加の見通し 前年比4.3%以上

2023-12-24 14:43:26  CRI

 中国工業・情報化部がこのほど発表した統計データによると、今年の工業付加価値は前年比4.3%以上増加し、全体の規模は14年連続で世界1位を維持する見通しです。

 今年1~11月、一定規模(主要業務の年間売上が2000万元、日本円にして約4億円)以上のハイテク製造業の付加価値額は前年同期比2.3%増、設備製造業は6.4%増となりました。中国の輸出商品を代表する「新・三種の神器」の新エネルギー車、リチウム電池、太陽電池製品の輸出が急成長し、うち新エネ車の輸出台数は109万1000台に上りました。

 中国では情報通信産業の質の高い発展が持続的に推進され、11月末現在、5G基地局は累計328万2000カ所設置されており、ギガ級ブロードバンドのユーザー数は前年同期比で倍増しました。通年の電気通信業総業務量は前年比で約16%増、ソフトウェア・情報技術サービス業の売上は約13%増となる見通しです。

 金壮龍工業・情報化部長は、「来年、産業経済の安定した成長を全力で促進し、産業の科学技術革新能力を高め、伝統産業を転換、アップグレードさせるとともに新興産業の育成を加速する」と述べた上で、インテリジェント・コネクテッド・ビークルの参入許可や路上通行試験プログラムの開始、中国独自の衛星測位システム「北斗」の大量消費分野における大規模な応用の推進、衛星インターネットシステムの構築と応用の加速を行っていくと示しました。(鵬、MI)

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