2024年から抗がん剤と希少疾患治療薬の一部にゼロ関税を実施

2023-12-22 11:59:04  CRI

 国務院関税税則委員会は21日、「2024年から一部商品の輸出入関税を調整する。うち、抗がん剤と希少疾患治療薬、またその原材料の一部を対象にゼロ関税を実施する」と発表しました。

 中国は2018年以降、2回にわたって抗がん剤と希少疾患治療薬およびそれに関連する原材料の輸入関税を撤廃しました。2024年に引き続き抗がん剤と希少疾患治療薬およびその原材料の一部を対象にゼロ関税を実施します。その中には肝臓の悪性腫瘍を治療する抗がん剤90Y-微小球(マイクロスフェア)注射液、特発性肺動脈性肺高血圧症(IPAH)を治療するトレプロスチニル(Treprostinil)が含まれています。

 このほか、2024年に児童の気管支喘息の臨床治療に広く使われる吸入投与によるイプラトロピウム臭化物水和物にゼロ関税を実施します。

 また、2024年に特殊医学用途調整食品(FSMP)を対象にゼロ関税を実施します。特殊医学用途調整食品とは、食事制限が必要な患者や吸収不良症候群、代謝異常の患者、または栄養素や食事に対する特殊需要を満たすために特別に加工調整して作られた調整食品です。(殷、藤井)

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