『名探偵コナン』が中国の正月映画として公開 すでにヒット作に

2023-12-19 13:25:07  CRI

 中国全土の各映画館が11月24日から賀歳片(正月映画)の上映を始めています。今年の新作正月映画は過去5年の記録を更新し、70本を超えました。うち国産の新作映画が80%を占め、多元化したジャンルが観客により多くの選択肢を与えています。その中で、『名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)』は大ヒット映画となりました。

『名探偵コナン 黒鉄の魚影』の中国版ポスター

 このところ、北京の映画館は観客が絶えません。公開したばかりの『三大隊』と『名探偵コナン 黒鉄の魚影』の人気が最も高くなっています。『名探偵コナン 黒鉄の魚影』は中国の映画レビューサイトの猫眼で評価が10点満点中9.2点に達し、古参ファンを引き付けると同時に、多くの新しいファンを獲得しました。「本当に面白くて、『コ哀』ファン(コナン×灰原哀カップル推し)として最初から最後まで涙を流しながら見た」とのコメントもありました。

 このほか、12月30日に公開予定の国産映画『一閃一閃亮星星』の前売り券の売り上げがすでに2億4700万元(約49億円)を突破するなど、公開前の新作映画に期待を寄せる観客が多いことも分かりました。

 猫眼研究院の尹騰宇アナリストは、今年は正月映画として70本以上が上映され、国産映画の興行成績は輸入映画よりずっと良いとコメントしました。

 また、ある映画データプラットフォームによると、17日正午現在、今年度の正月映画の興行収入(前売り券を含む)は23億3700万元(約470億円)に達し、観客動員数は5700万人を突破し、年間総興行収入は527億5700万元(約1兆円)に達しました。

 中国映画評論学会の饒曙光会長は、正月映画が続々と公開されるにつれ、2023年の中国映画市場の興行収入は550億元(約1兆1000億円)に達する見込みだとしています。(閣、藤井)

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