ハイエンド設備製造業界の産学融合共同体が天津で設立

　中国全国160校以上の大学・専門学校および国内の200社余りのハイエンド設備企業が共同で立ち上げた全国ハイエンド設備製造業界産学融合共同体がこのほど天津市で正式に設立されました。

　製造業は中国の立国の基礎であり、強国の基盤でもあります。多くの優秀なエンジニアを育成し、技術革新力に優れ、複雑な工学的課題を解決できるエンジニアチームを育成するには、大学と企業の積極性をうまく引き出し、産・学・研の深い融合を図ることが必要です。これについて天津職業大学党委員会副書記で学長の鄭清春氏は、「ハイエンド設備には多くの学科の枠を超えた知識と産・学・研の融合による取り組みを通じて、学際的な知識と能力が兼ね備わった人材を育成することが必要だ。これらの人材は革新的な考え方や国際的な視野を備えるだけでなく、優れた専門技術と職人精神を持つ必要がある」と述べました。

　この「共同体」は航空、自動車、鉄鋼、NC工作機械など、国のハイエンド設備製造業のレベルアップに急ぎ必要とされる各種の技術人材を対象として、3年を掛けて人材育成に焦点を置き、スマート製造エンジニア認証システムを構築し、科学と教育の融合を強化して人材育成の一環として最先端の科学技術の成果をコアカリキュラム、コア教材、コア実践などを取り入れた優れた課程として作り上げ、優れた一群の教育改革プロジェクトとして育て上げ、高品質のデジタルリソースシステムを構築し、VRやARなどの現代情報技術を活用して、企業がオンラインとオフラインで国際市場を開拓する能力を高めるのを支援するということです。（MOKU、坂下）