11月の中国外国為替市場 安定維持から好転へ

2023-12-16 15:06:35  CRI

 中国国家外貨管理局は15日、最新データを発表し、11月の中国の外国為替市場は安定した推移から好転を見せており、クロスボーダーの資金フローは基本的に均衡が保たれていることを明らかにしました。

 データによると、11月の銀行での人民元転(外貨による人民元購入額)は1735億ドル(約25兆円)で、外貨売却額は1981億ドル(約28兆円)でした。また、1〜11月の累計では人民元転が2兆42億ドル(約285兆円)で、外貨売却額は累計2兆731億ドル(約295兆円)でした。

 また、11月の銀行の代理為替決済における海外進出収入は5600億ドル(約80兆円)、対外支払いは5612億ドル(約80兆円)で、1〜11月の累計では代理為替決済における海外進出収入は5兆6233億ドル(約799兆円)で、対外支払いは累計5兆7060億ドル(約811兆円)となりました。

 国家外貨管理局副局長兼報道官の王春英氏は、「中国の為替市場における期待と取引は安定し、秩序を保っている。商品貿易におけるクロスボーダーの純資本流入の規模は基本的に安定を維持している。証券投資における外資の純流入は全体的に回復し、外資による人民元建て債券の割り当て意欲は引き続き向上しており、ここ数カ月連続で国内債券保有額は純増している。内外環境の改善に伴い、中国の外国為替市場は今後、安定した運営を維持するためのより多くの基礎と条件を備えていくだろう」と述べました。(馬げつ、MI)

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