11月の中国経済 回復維持

2023-12-15 16:20:21  CRI

 国務院報道弁公室は15日の記者会見で、今年11月の経済状況を示すデータを発表しました。

 それによると、今年の中国の年間食糧生産量は前年比1.3%増の6億9540万トンで、9年連続で6億5000万トン以上の水準を維持しました。

 11月の一定規模以上(主要業務の年間売上高が2000万元以上、日本円にして約4億円以上)の工業企業の付加価値は前年同期比6.6%増加して、前月より2ポイント上昇し、前月比では0.87%増となりました。

 一般消費財小売総額は前年同期比10.1%増の4兆2505億元(約85兆円)で、前月比では0.06%減でした。貨物の輸出入額は前年同期比1.2%増の3兆7004億元(約74兆円)でした。全国の都市部調査失業率は前月から横ばいの5.0%でした。消費者物価指数(CPI)は前年同期比0.5%の低下で、前月比でも0.5%の低下となりました。

 全体として、マクロ政策が効果を発揮するのに伴い、11月の国民経済は回復と改善が続いています。その一方で、外部では依然として不安定要素や不確定要素が多く、国内需要も依然として不足していることから、経済回復の基礎のいっそうの強化に留意することが必要です。(鵬、坂下)

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