北京
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中国最大規模の核融合装置・「中国環流3号」
中核集団(中国核工業集団有限公司)によると、フランスのカダラッシュで現地時間14日、核工業西南物理研究院と国際熱核融合実験炉ITER本部が協定に調印し、次世代人工太陽「中国環流3号」を世界に向けて開放し、世界中の科学者を中国に招いて、英知を結集して難題に取り組み、「人工太陽」エネルギーの夢を追いかけていくことになりました。
「中国環流3号」は現時点で中国では最適な設計パラメータを持つ、最大規模の核融合装置で、中国の次世代「人工太陽」とも呼ばれています。「中国環流3号」は今年8月、100万アンペアのプラズマ電流下でのトカマクHモード実現に成功し、中国の磁気閉じ込め核融合装置の運転レベルが世界の上位入りを果たしたことを示しました。国際熱核融合実験炉ITERは世界最大の「人工太陽」プロジェクトです。
核工業西南物理研究院は長年にわたりITERの重要部品の開発に深く参与しており、複数の工事技術の難題を克服し、融合装置の建造、調整、運行、整備の豊富な経験を蓄積して、中国が国際先進技術を吸収し、最終的に自身の融合炉を建設するために堅固な基礎を築きました。この二つの実験原理が共通していることから、中国環流3号の開放は、ITERが関心を持つ重要な技術問題に集中的に取り組めると同時に、中国にとっては、研究開発能力を高め、人材の育成強化にもつながります。(朱、坂下)