北京
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ガザ地区南部の都市ラファにある臨時収容所
国際連合児童基金(ユニセフ)中東・北アフリカ地域事務所代表のアデル・ホドル氏がこのほど、オンラインの形で中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)のインタビューを受けました。アデル・ホドル代表は、ガザ地区の子どもが置かれている状況について、「パレスチナとイスラエルの衝突により、多くの子どもが死亡したり、けがをしたりしている。衝突が激化するにつれて死傷する子どもの数はさらに上昇していくだろう。多くの子どもは両親や親戚などを失い、住む場所もなく、流浪しており、大きなトラウマを抱えながら生活してい る」と述べました。
ユニセフ中東・北アフリカ地域事務所代表のアデル・ホドル氏
同代表はまた、「ガザ地区の子どもは非常に危険で悪い環境の中で生活している。食料が不足し、清潔ではない飲料水を使用し、水を通して伝播する病気に感染するリスクにさらされている。そして、多くの子どもは両親や他の家族、親戚、友達の死を目撃した。彼らは今、正常な生活が送れない」と指摘してから、ガザ地区の子どもの安全と正常な生活を守るために、国際社会が各方面にさらに圧力をかけ、ガザ地区への支援物資を載せる車両を大幅に増やすよう呼び掛けました。
CMGのもう一つの取材班はガザ地区南部の都市ラファにある臨時収容所を訪れました。衝突で行き場を失って流浪しているたくさんの子どもがここで避難しています。
12歳のアブ・テムさん
12歳の女の子のアブ・テムさんは記者に対して、「私たちは凍えて死にそうで、ここは布団もなく、私たちは仕方なく押し合いながら地面に寝ている。以前の夢は教師になることだが、学校は爆弾で爆破されてなくなった。今の唯一の夢は安全な場所で暮らすことだ」と話してくれました。
10歳のイヘラスさん
10歳の女の子のイヘラスさんは、「多くの子どもが寝ている間に死んでいくのを目撃した。自分もこのように死ぬのではないかと心配している。学校が爆弾で破壊されたが、やはり医者になって家族や友達を助けたいと思っている」と語ってくれました。(任春生、野谷)