中国企業が請け負うマレーシア東海岸鉄道建設 レール敷設が開始

2023-12-15 13:34:28  CRI

 中国のインフラ建設大手、中国交通建設集団が建設を請け負うマレーシア東海岸鉄道プロジェクトのレール敷設工事の始動式が11日、マレーシア・パハン州の州都クアンタンでおこなわれました。マレーシアの国家元首であるアブドラ国王が敷設をスタートさせました。


マレーシア東海岸鉄道のレール敷設開始

 同鉄道は全長665キロで、タイとの国境に近いコタバルからマレーシア最大の港ポートケランまでを結び、2027年の運行開始を目指しています。

 マレーシアのアンソニー・ロク・スィウ・フック運輸相は始動式で、「この鉄道プロジェクトは今年初めから新たな段階に入っており、高架橋の設置、駅とターミナルの建設などが進められてきた。中国から導入した先進的なレール敷設設備により、作業効率が大幅に向上した。1日につき1.5キロのレールを敷設できる見込みだが、これは非常に速いスピードである。クアンタン市民が首都クアラルンプールに行くのに、車では3時間かかるが、この鉄道に乗れば1時間30分以内に到着できる」と紹介したうえで、同鉄道プロジェクトの沿線地域やマレーシア東海岸地域の経済成長と社会の進歩、現地の労働者の技能向上に対する意義を高く評価しました。(鵬、野谷)

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