王毅外交部長 習近平主席のベトナム訪問は「大成功を収めた」

　習近平中国共産党中央委員会総書記・国家主席はベトナム共産党中央執行委員会のグエン・フー・チョン書記長とベトナム社会主義共和国のボー・バン・トゥオン国家主席の招きに応じて、12日から13日にかけてベトナムを公式訪問しました。訪問を終え、中国共産党中央政治局委員でもある王毅外交部長は、「今回の訪問は大きな成功を収め、中越両党・両国関係の新たな一里塚となり、中国の『親・誠・恵・容』（周辺国と親しく付き合い、誠意を尽くし、互恵原則に基づき、広く包容する）の周辺外交理念の生き生きとした実践でもある」と述べました。

　王外交部長は、「習近平主席の今回の訪問は新時代の中越両党の総書記の3回目の相互訪問となり、中越の特別な友情を体現した。戦略的意義を持つ中越運命共同体の構築は両党・両国の上層部が下した重要で歴史的な政策決定であり、中越双方が今回の訪問で達成した最も重要な政治的成果であり、中越包括的戦略協力パートナーシップの15年間の積み重ねの昇華であり、必然的な選択でもある。複雑な国際情勢に直面しても、中越双方がこの戦略的位置づけを両国の各界の共通認識と行動に確実に転化しさえすれば、中越関係は必ず長期的に安定して進むことができる」と語りました。

　そのうえで、王外交部長は「双方とも、海上問題は2国間関係の一部にすぎないと考えており、これを相互信頼、相互尊重の精神に基づいて適切に処理できると信じており、海上の共同開発の推進を目指し、地域の平和と安定を共に守っていくことができると信じている。中越がそれぞれの現代化の道のりで支持し合い、手を携えて共に前進することは、アジアの現代化が新たな前途を切り開いたことを意味し、必ず世界各国の現代化実現のために新たな貢献をすることになる」と語りました。（オウギ、坂下）