北京
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今年上半期、中国市場で子ども用顔パックの販売額は3億2000万円超
コスメやスキンケア産業の発展に伴い、美容品や化粧品はますます中国人消費者の寵愛を浴びています。こうした背景の下、子ども用の顔パックも現れました。中国のある電子商取引プラットフォームでは、単価74.9元(約1500円)の子ども用顔パックについて10万人以上の購入記録があります。また、関連データによると、今年上半期、中国の母子用品のうち、子ども用顔パックの販売額は1600万元(約3億2000万円)に上り、成長率は218.2%に達しました。
子どもに顔パックが必要かどうか、スキンケアの新流行なのか、それとも無駄な“勉強代”なのかについて議論が巻き起こっています。顔パックは子どもの肌を守るためで、小さい頃からスキンケアの習慣を身に付けた方がいいと思う人もいれば、子どもの肌は自らの再生能力があり、一般の子ども用スキンクリームで十分で、顔パックで潤いを補うことは余計な手間で、必要はないとの声もあります。
マーケティングの面から見れば、子ども用顔パックは保護者の「子どもを守る」心理にぴったり合っているため、市場ニーズを満足させています。子ども用顔パックの流行の理由には、メーカーの販促手段、保護者の子どもを守る心理、そして顔面偏差値への焦り、子どもが大人を模倣したがる好奇心などが挙げられます。
これに対し、児童保健の専門家は、子どもの肌は成長段階にあり、外部からの関与は正常な発育に影響を及ぼすばかりか、肌の成長状況を隠し、肌の異常や皮膚病の発見、診療に支障をもたらす恐れがあると懸念を示しました。さらに、小児科の専門医は、顔パックの乱用は子どもの肌に刺激を与え、ダメージになると忠告しました。(Lin、野谷)