メーターゲージによる中国・ベトナム「中亜班列」が4200本を突破

2023-12-11 14:46:11  CRI

 中国鉄路昆明局集団によると、中国雲南省南東部の開遠とベトナムのハイフォンを結ぶメーターゲージによる「中亜班列」の運行本数が10日までに、4260本を突破しました。貨物輸送量は累計168万トンを超えたとのことです。「中亜班列」とは、中国発または中国経由で中央アジア5カ国および西アジア、南アジアを結ぶ貨物列車を指します。また、中国国内では、ほとんどの鉄道路線がレールとレールの幅が1435ミリの標準軌を採用していますが、ベトナムでは多くの鉄道路線がレール間の幅が1000ミリのメーターゲージです。

 「中亜班列」の中国・ベトナム路線はメーターケージで、中国の開遠とベトナムのハイフォンを、中国の山腰通関地とベトナムのラオカイ通関地を経由する安定した国際貨物輸送モデルを形成しています。

 今年に入ってからは鉄道輸送需要の回復につれ、メーターゲージによる「中亜班列」の輸送量は増え続けており、毎日2~4本が安定して運行され、中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)各国間の迅速な物資の流通と集散を効果的に確保し、経済成長を力強く支えています。今年上半期には、雲南省の通関地の作業効率が向上し、輸出入貨物輸送量は前年同期比51.3%増、貨物価額は同21.8%増でした。

 過去5年間では、メーターゲージによる「中亜班列」が中国とベトナムを結ぶ国際貨物列車の4割を占めています。輸出入貨物の主力は硫黄や化学肥料などで、東南アジア陸部の高速輸送通路を確立し、中国とベトナム、カンボジア、タイなどの国との間で大量の貨物を行き来させる中国国内・国際の双循環物流ルートを実現させました。(ZHL、鈴木)

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