中国の11月貿易総額は前年比1.2%増

2023-12-07 13:35:01  CRI

 中国税関総署は7日、11月の中国物品貿易総額が前年同期比1.2%増の3兆7000億元(約62兆円)だったと発表し、貿易は安定を保ちながら好転し、その勢いはさらに旺盛になりつつあると説明しました。

 税関総署によると、1~11月の物品貿易総額は37兆9600億元(約780兆円)で、前年同期と比べてほぼ横ばいでした。うち輸出は0.3%増で、輸入は0.5%減でした。11月単月の貿易総額は前年同月比1.2%増で、うち輸出は1.7%増、輸入は0.6%増でした。

 中国の三大貿易パートナーとの11月単月の貿易総額では、東南アジア諸国連合(ASEAN)とは5843億9000万元(約12兆円)、欧州連合(EU)とは4416億6000万元(約9兆円)、米国とは4149億元(約8兆円)で、合計は貿易総額の38.9%を占めました。「一帯一路」共同建設国家との貿易総額は1兆7200億元(約21兆円)でした。中南米とは前年同月比9.3%増、アフリカとは同8.4%増、中央アジア5カ国とは同43%増で、いずれも好調でした。

 1~11月の国内民間企業の貿易総額は前年同期比6.1%増で、中国の貿易総額全体に占める割合は3.1ポイント上昇して53.3%に達しました。

 10月と11月の貿易総額が増加したことからは、中国の国内経済の回復が上向きであり、市場需要が改善されつつある状況が見て取れます。(朱、鈴木)

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