北京
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前週に引き続きニューエントリーは5本と、年末が近づいて新作が相次いで公開。その激戦の中で、先週公開された『渉過憤怒的海(Across the Furious Sea)』が2週連続1位の座をキープし、興行収入は4億元(約82億円)を突破!8月に日本で公開された日本映画の新作『しん次元!クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦 ~とべとべ手巻き寿司~(中国題:蝋筆小新:新次元!超能力大決戦)』は中国本土で公開2週目にしてトップ3入りを果たし、興行収入は8000万元(約16.4億円)に到達しています。
単位:万元
~作品紹介~
【1位】渉過憤怒的海(Across the Furious Sea)
公開日:2023年11月25日
監督:曹保平(ツァオ・バオピン)
主演:黄渤(ホァン・ボー)周迅(ジョウ・シュン)祖峰(ズウ・フォン)張宥浩(チャン・ヨウハオ)周依然(ジョウ・イ―ラン)閆妮(イェン・ニー)王迅(ワン・シュン)
中国を代表する俳優の男女、黄渤(ホァン・ボー)と周迅(ジョウ・シュン)が初共演を果たした待望の新作が2週連続1位を獲得!本作は中国の作家・老晃の同名小説を原案にしたもので、日本に留学中の娘を殺害された父親が加害者家族への復讐(ふくしゅう)を実行する中で、目をそらしていた自らの親子関係に向き合っていくという物語です。日本での公開は未定。
【2位】再見,李可楽(So Long For Love)
公開日:2023年11月24日
監督:王小列(ワン・シャオリェー)
主演:閆妮(イェン・ニー)譚松韵(タン・ソンユン)趙小棠(チャオ・シャオタン)蒋龍(ジャン・ロン)
中国の女子高生が飼い犬の「可楽」との交流を通じて母親との絆を深めながら成長していく物語を描くワンコ映画『再見,李可楽(So Long For Love)』が初登場2位。張藝謀(チャン・イーモウ)監督作品の『女と銃と荒野の麺屋(原題:三槍拍案驚奇)』などの人気女優、閆妮(イェン・ニー)が主演を務めています。
【3位】しん次元!クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦 ~とべとべ手巻き寿司~(中国題:蝋筆小新:新次元!超能力大決戦)
公開日:2023年11月25日
監督:大根仁
出演(吹替):小林由美子 ならはしみき 森川智之 こおろぎさとみ 松坂桃李 鬼頭明里 空気階段(鈴木もぐら・水川かたまり)
今年8月に日本で公開されたクレヨンしんちゃんの劇場版第31作『しん次元!クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦 ~とべとべ手巻き寿司~(中国題:蝋筆小新:新次元!超能力大決戦)』が中国本土でトップ3入を果たしています!本作はシリーズ初の3DCG作品として中国アニメファンの間でも大きな注目を集めています。声の特別出演として松坂桃李が非理谷充役に、空気階段の鈴木もぐらと水川かたまりがそれぞれ池袋教授役、ヌスットラダマス2世役に起用されています。
【4位】熱捜(Trending Topic)
公開日:2023年11月25日
監督:忻鈺坤(シン・ユークン)
主演:周冬雨(チョウ・ドンユイ) 宋洋(ソン・ヤン)袁弘(ユェン・ホン)王皓(ワン・ハオ)陶海(タオ・ハイ)
今年7月に青海省西寧市で開かれたFIRST青年映画祭への出品作品が一般公開スタート。本作はSNSが浸透するこの時代を背景に、とにかく注目を集めることに夢中になる動画配信者の女性が、ある女子生徒の自殺事件に巻き込まれていく様子を描いています。ヒロイン役は中国を代表する女優の一人、周冬雨(チョウ・ドンユイ)。周冬雨は今年だけでも『長空之王(Born To Fly)』『燃冬(The Breaking Ice)』『鸚鵡殺(Dancing Green)』『堅如磐石(Under the Light)』といった主演作があり、現在の中国映画シーンで最も活躍している女優と言えるでしょう。本作の日本公開は未定です。
【5位】我本是高山(Beyond the Clouds)
公開日:2023年11月24日
監督:鄭大聖(ジェン・ダーション)楊瑾(ヤン・ジン)
主演:海清(ハイチン)陳永勝(チェン・ヨンション)柴燁(ツァイ・イェ)王玥婷(ワン・ユエティン)万国鵬(ワン・グオポン)
中国全土を感動させた実話の映画化作品『我本是高山(Beyond the Clouds)』がトップ5をキープ!中国共産党の党内最高栄誉である「七一勲章」を授与された雲南省麗江華坪女子高等学校の張桂梅校長の実話にもとに制作された伝記映画で、張先生を演じるのは、今年に日本公開も果たした話題の中国映画『小さき麦の花』(2022)でヒロイン役を務めた海清(ハイチン)。
【6位】ナポレオン(中国題:拿破侖)
公開日:2023年12月1日
監督:リドリー・スコット
出演:ホアキン・フェニックス ヴァネッサ・カービー
歴史に名を刻むフランスの皇帝ナポレオン・ボナパルトの伝記映画が12月1日に中日同時公開スタート!米英合作による本作の監督は、『エイリアン』や『ブレードランナー』など映画史に残る傑作を世に送り続けてきた巨匠リドリー・スコット。ナポレオンを演じるのは、『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』や『ジョーカー』などで知られるハリウッドきっての個性派俳優ホアキン・フェニックスです。物語は、ナポレオンの生い立ちや妻ジョゼフィーヌとの愛憎を中心に描かれています。
【7位】拯救嫌疑人(Who's The Suspect)
公開日:2023年11月3日
監督:張末(チャン・ムオ)
主演:張小斐(チャン・シャオフェイ)李鴻其(リー・ホンチー)恵英紅(カラ・ワイ)王子異(ブギ・ワン)洪浚嘉(ホン・ジュンジャー)
2007年の韓国映画『セブンデイズ』の中国版リメイクが1ヶ月にわたってロングヒット中。勝率100%を誇る敏腕女弁護士が8歳の娘を誘拐され、誘拐犯から「翌週に開かれる殺人事件の裁判で被告の無罪を勝ち取れ」と要求される様子が描かれています。日本公開は未定です。
【8位】ウィッシュ(中国題:星願)
公開日:2023年11月24日
監督:クリス・バック ファウン・ヴィーラスンソーン
出演(吹替):アリアナ・デボーズ クリス・パイン アラン・テュディック アンジェリーク・カブラル ヴィクター・ガーバー ナターシャ・ロスウェル エヴァン・ピーターズ
2023年に創立100周年を迎えたウォルト・ディズニー・カンパニーの記念作品が中米で同時公開中。自分の一番大切な願いを王様に捧げることで、どんな「願い」も叶うと言われている 「ロサス王国」を舞台に、17歳の少女が王国に隠された秘密を知ってしまい、皆の願いを取り戻すために立ち上がる物語です。日本では12月15日から公開予定です。
【9位】不要走散好不好(If We Were Lucky)
公開日:2023年12月1日
監督:鄭来志(ジェン・ライジィー)阿猛(アーモン)
出演:徐若晗(シュー・ルオハン)張開泰(チャン・カイタイ)
幼馴染の男女の成長と恋愛をテーマにした青春ラブストーリー『不要走散好不好(If We Were Lucky)』が9位に初登場。主演は若手の徐若晗(シュー・ルオハン)と張開泰(チャン・カイタイ)。
【10位】照明商店(Love Life Light)
公開日:2023年12月8日
監督:蔡耳朶(チェルドン・ツァイ)
主演:章若楠(ジャン・ルオナン)白宇帆(バイ・ユーファン)劉奕君(リウ・イージュン)黄澄澄(ホァン・チェンチェン)柳岩(リュウ・イエン)
韓国の漫画家カン・プルの同名漫画を映画化した中国映画『照明商店(中国題:Love Life Light)』が12月8日の一般公開に向けて先行上映スタート。現世とあの世の境目にある「照明商店」を舞台に、生と死の狭間をさまよう人々と魂たちの出会いと別れを描く心温まる物語となっています。主演は若手俳優の章若楠(ジャン・ルオナン)や白宇帆(バイ・ユーファン)など。
(ミン・イヒョウ、梅田謙)