中国は国連中央緊急対応基金への寄付を継続と約束

　国連に常駐する中国の戴兵次席大使は現地時間6日、国連中央緊急対応基金の募金に関するハイレベル会議で発言し、中国が引き続き同基金に寄付金を提供することを約束しました。

　戴次席大使は、「現在、国際社会は衝突、災害、疫病などの多重の挑戦に直面し、世界範囲の人道主義需要は急激に上昇している。国連中央緊急対応基金は迅速かつ柔軟な資金調達の優位性を発揮し、いつも第1陣の援助の重要な源となり、苦境にある人々にタイムリーかつ効果的な援助を提供している」と指摘しました。

　戴次席大使はまた、「中国は世界人道主義活動を高度に重視するとともに積極的に参加しており、国際人道救助における国連の調整的役割を支持し、自然災害などの重大な挑戦に国際社会と共同で対応している。中国側は国連中央緊急対応基金が展開する活動を断固として支持し、できる範囲内で同基金に自発的に寄付金を提供する。中国は2007年から毎年、同基金に自発的に寄付金を提供しており、今年の寄付金もすでに支払っている。中国側は今後も同基金に引き続き寄付金を提供していく」と強調しました。（任春生、野谷）