王外交部長とキャメロン英外相が電話会談

　王毅中国共産党中央政治局委員・外交部長は5日、招きに応じて英国のキャメロン外相と電話で会談しました。 

　王外交部長は「中国と英国は共に国連安全保障理事会の常任理事国であり、国際の平和と安定の維持に重要な責任を負っている。中英関係の安定的かつ健全な発展は、両国民の根本的かつ長期的な利益に合致するだけでなく、世界の平和と繁栄の促進にも戦略的かつ世界的な意義を持つ。中英は互いに発展の機会を提供し合っている。英国が中国に対する正しい認識を確立し、中英関係発展の大きな方向性をしっかりと把握することを希望する」と述べました。 

　王外交部長は「中国は常に平和的発展の道を揺るぎなく歩み、外交政策は継続性と安定性を維持している」とした上で、「中国は多国間主義を提唱し、一方的ないじめ行為に反対する。自由貿易を支持し、保護主義に反対する。変化が絡み合う国際情勢と次々に現れて尽きない世界的試練に直面する中、中英は意思疎通と対話を維持し、協調を強化し、協力を深めなければならない」との考えを示しました。 

　キャメロン外相は「当今の世界ではいかなる国も単独で世界的試練に対処することはできず、英中の接触と協力は双方の利益に合致する。英国は対中関係の発展に尽力し、中国との付き合いを維持していきたい。英国は中国の多国間主義への支持を称賛し、中国が国際・地域問題でさらに大きな役割を果たすことを期待している」と述べました。（hj、柳川）