ムーディーズの中国ソブリン格付け見通し引き下げについて財政部が回答

2023-12-05 19:26:48  CRI

 格付け会社ムーディーズが5日に発表した報告書で、中国のソブリン格付けを据え置いたものの、格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ」に見直したことを受け、財政部の担当者がこのほど、この問題について記者の取材に応じました。

 財政部の担当者は「今年に入ってから、複雑で厳しい国際情勢に直面し、世界経済の回復の勢いが不安定で、回復の原動力が弱まっているという背景の下、中国のマクロ経済は引き続き回復して良い方向に向かっており、質の高い発展が着実に推進されている。特に第3四半期以降、前向きな変化がさらに増え、内生的原動力が絶えず強まり、経済成長の新たな原動力は引き続き積極的な役割を発揮している。第4四半期の中国経済は回復し良い方向に向かう態勢を維持し、中国は依然として世界経済の安定成長の重要なエンジンであると予想される」と判断しました。

 さらに、「景気回復の勢いに合わせて、財政収入は回復基調を維持している。第3四半期までの全国の一般公共予算収入は前年同期比8.9%増加し、そのうち、全国の税収は11.9%増加した。中国経済は質の高い発展に向かいつつあり、中国経済成長の新たな原動力が効果を発揮しており、中国には引き続き改革を深化させ、リスク・課題に対応する能力がある。ムーディーズが中国経済の成長見通しや財政の持続可能性などを懸念する必要はない」と述べました。(帥、坂下) 

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