「キッシンジャー氏の逝去は国際関係の新時代開拓を激励」中国人学者

2023-12-03 18:09:56  CRI

 中国国家革新・発展戦略研究会特別招聘副会長や復旦大学「一帯一路」及びグローバルガバナンス研究院常務副院長を務める黄仁偉教授は、国際会議の「中国を理解する」の開催中に中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)の取材を受けた際、「キッシンジャー元国務長官は一つの時代を代表した。彼の逝去は、時代が失われたということではなく、国際関係に新しい時代を切り開くよう激励しているということだ」と述べしました。

 黄教授は、「キッシンジャー氏がおっしゃったように、問題がどんなに多くても、ドアを開けて、対話して疑問を投げかけるのだ。われわれは困難を乗り越える道を、必ずや見出すことができる」と述べ、さらに「未来に向けて、国際戦略においてはより大きな行動を展開するべきであり、また、展開できるはずと信じる」と期待を示しました。

 ヘンリー・キッシンジャー博士は1923年生まれで、世界的な戦略家でした。1971年には米大統領特使として中国を「隠密訪問」し、中国と手を携えて1972年のニクソン大統領の中国への「氷を割る旅」を導きました。世界を驚かせた「太平洋を越えた握手」を実現させることで中米関係の正常化に歴史的な貢献をし、両国に幸せをもたらし、世界を変えました。キッシンジャー氏は中国の古き友人、古き親友として、生涯に100回以上も中国を訪問しました。最後に中国の地を踏んだのは、すでに100歳になっていた今年7月でした。(TONG、鈴木)

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