長江流域協力協定を締結 共同で長江水運のグリーン発展を促進

　第1回内陸水路輸送ハイクオリティ発展フォーラムで、交通運輸部長江水路輸送事務管理局及び中国で船舶の格付けサービスを行う唯一の専門組織である中国船級協会（CCS）、13の省の管理部門がこのほど、長江の水路輸送に関する協定を結んだことが明らかになりました。

　同協定は、長江水運の質の高い発展の構想に従って、長江上流・中流・下流水域でのグリーンでスマートな水運を促進するものです。協定締結者はグリーン発展、スマート発展、円滑な運輸、輸送の安全発展、産業のモデルチェンジの5分野で協力を行い、長江経済ベルトにおける船舶や港湾による汚染の予防の常態化管理を推進します。また、中国が独自に開発した衛星測位システムの北斗システムの長江水運への応用を促進します。

　今年1～10月の長江幹線港湾の貨物取扱量は前年同期比7.6％増の31億7000万トンに達し、コンテナ取扱数は同6.9％増の2177万TEU、三峡の貨物通過量は同10.5％増の1億4650万5000トンで、いずれも過去最高でした。（殷、鈴木）