「中国・欧州+瀾湄エクスプレス」国際貨物専用列車、中国ラオス鉄道食糧専用列車が初運行

2023-12-03 17:49:00  CRI

 中国時間3日午前9時49分、「中欧+瀾湄エクスプレス」国際貨物専用列車と中国ラオス鉄道食糧専用列車が、中国ラオス鉄道の磨憨駅を出発しました。この運行により、開業から2年が経過した中国ラオス鉄道という「黄金の大ルート」と、中国と欧州を結ぶ中欧班列による国際物流の大ルートが効果的な接続が実現し、「東南アジア-昆明-成都-ヨーロッパ」を結ぶユーラシアの鉄道大ルートが出現しました。

 この「中欧+瀾湄エクスプレス」国際貨物専用列車はロシアからの非金属鉱石製品を運ぶ貨車32両を連結していました。列車はロシアのモスクワのゴルネリョ駅を出発し、満州里通関所で中国に入国し、成都市内の城廂駅を経由して成昆(成都―昆明)鉄道、中国ラオス鉄道を経て磨憨駅でラオスに入国し、ビエンチャン南駅でコンテナをメーターゲージ用貨車に積み替えて、最終目的地のタイ・バンコクのモーターポア駅に到着します。全行程の所要時間は約22日間で、従来型の海運に比べて約20日間が短縮されました。「中欧+瀾湄エクスプレス」国際貨物専用列車の初運行により、中国ラオス鉄道と中欧班列を接続される国際鉄道輸送の新たなルートが確立されました。

 同時に磨憨駅を出発した列車はラオスで収獲されたトウモロコシを満載した、初の中国ラオス鉄道の食糧専用列車です。この列車は2日後に、雲南省内の蒙自北駅に到着する予定で、全行程の所要時間は道路輸送に比べて1日から2日間減少され、輸送コストは20%低減されます。輸送効率を大幅に向上させたラオス産食糧の新たなルートが開設されたことになります。(TONG、鈴木)

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