北京
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ニューエントリーは5本と、新作が数多く公開された1週間!週間ランキングを制したのは中国を代表する俳優の男女、黄渤(ホァン・ボー)と周迅(ジョウ・シュン)が初共演を果たした『渉過憤怒的海(Across the Furious Sea)』、初動記録は1.77億元(約37億円)でした。8月に日本で公開された日本映画の新作『しん次元!クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦 ~とべとべ手巻き寿司~(中国題:蝋筆小新:新次元!超能力大決戦)』は中国本土で初登場5位に。
単位:万元
~作品紹介~
【1位】渉過憤怒的海(Across the Furious Sea)
公開日:2023年11月25日
監督:曹保平(ツァオ・バオピン)
主演:黄渤(ホァン・ボー)周迅(ジョウ・シュン)祖峰(ズウ・フォン)張宥浩(チャン・ヨウハオ)周依然(ジョウ・イ―ラン)閆妮(イェン・ニー)王迅(ワン・シュン)
中国を代表する俳優の男女、黄渤(ホァン・ボー)と周迅(ジョウ・シュン)が初共演を果たした待望の新作が初登場1位! 本作は中国の作家・老晃の同名小説を原案にしたもので、日本に留学中の娘を殺害された父親が加害者家族への復讐(ふくしゅう)を実行する中で、目をそらしていた自らの親子関係に向き合っていくという物語です。黄渤は復讐の炎に燃える父親を演じ、周迅は加害者と思われる青年の母親を演じています。メガホンを取っているのは、『烈日灼心(The Dead End)』(2015)や『追凶者也(Coke and Bull)』(2016)といった社会派作品で知られる曹保平(ツァオ・バオピン) 監督。周迅は2008年公開の『李米的猜想/愛失償』以来、15年ぶりに曹保平監督と再タッグを組んでおり、大きく注目を集めています。日本での公開は未定。
【2位】拯救嫌疑人(Who's The Suspect)
公開日:2023年11月3日
監督:張末(チャン・ムオ)
主演:張小斐(チャン・シャオフェイ)李鴻其(リー・ホンチー)恵英紅(カラ・ワイ)王子異(ブギ・ワン)洪浚嘉(ホン・ジュンジャー)
2007年の韓国映画『セブンデイズ』の中国版リメイク『拯救嫌疑人(Who's The Suspect)』がトップ3をキープ!勝率100%を誇る敏腕女弁護士が8歳の娘を誘拐され、誘拐犯から「翌週に開かれる殺人事件の裁判で被告の無罪を勝ち取れ」と要求される様子が描かれています。日本公開は未定です。
【3位】我本是高山(Beyond the Clouds)
公開日:2023年11月24日
監督:鄭大聖(ジェン・ダーション)楊瑾(ヤン・ジン)
主演:海清(ハイチン)陳永勝(チェン・ヨンション)柴燁(ツァイ・イェ)王玥婷(ワン・ユエティン)万国鵬(ワン・グオポン)
中国全土を感動させた実話の映画化作品『我本是高山(Beyond the Clouds)』が一般公開スタート!中国共産党の党内最高栄誉である「七一勲章」を授与された雲南省麗江華坪女子高等学校の張桂梅校長の実話にもとに制作された伝記映画で、張先生を演じるのは、今年に日本公開も果たした話題の中国映画『小さき麦の花』(2022)でヒロイン役を務めた海清(ハイチン)。監督は、中国共産党100周年記念映画『1921』などの鄭大聖(ジェン・ダーション)と、釜山国際映画祭で特別賞を獲得した中国映画『二冬』(2008)などの楊瑾(ヤン・ジン)がタッグを組んでいます。
【4位】刀尖(Seven Killings)
公開日:2023年11月24日
監督:高群書(カオ・チュンシュー)
出演:張訳(チャン・イー)黄志忠(ホァン・ジーチュン)郎月婷(ラン・ユエティン)成泰燊(チェン・タイイェン)沙溢(シャーイー)高捷(ガオ・ジエ)金世佳(ジン・シージャー)
汪精衛の傀儡(かいらい)政権期を背景に、敵陣に潜伏して暗殺任務を遂行する共産党員の活躍を描いたスリラー映画『風聲(THE MESSAGE)』(2009)で知られる高群書(カオ・チュンシュー)監督の最新作が11月24日に封切られました。本作は『風聲(THE MESSAGE)』と同様、汪偽政権期を背景に、南京で暗躍する共産党員の群像を描くスリラーアクション。主演に抜てきされたのは、張藝謀(チャン・イーモウ)作品の『崖上のスパイ(原題:懸崖之上)』(2021)や『万里帰途(Home Coming)』(2022)などの話題作に立て続けに出演し、現在中国映画の第一線を独走中の張訳(チャン・イー)です。
【5位】しん次元!クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦 ~とべとべ手巻き寿司~(中国題:蝋筆小新:新次元!超能力大決戦)
公開日:2023年11月25日
監督:大根仁
出演(吹替):小林由美子 ならはしみき 森川智之 こおろぎさとみ 松坂桃李 鬼頭明里 空気階段(鈴木もぐら・水川かたまり)
今年8月に日本で公開されたクレヨンしんちゃんの劇場版第31作『しん次元!クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦 ~とべとべ手巻き寿司~(中国題:蝋筆小新:新次元!超能力大決戦)』が中国本土で一般公開スタート!本作はシリーズ初の3DCG作品として中国アニメファンの間でも大きな注目を集めています。声の特別出演として松坂桃李が非理谷充役に、空気階段の鈴木もぐらと水川かたまりがそれぞれ池袋教授役、ヌスットラダマス2世役に起用されています。
【6位】ウィッシュ(中国題:星願)
公開日:2023年11月24日
監督:クリス・バック ファウン・ヴィーラスンソーン
出演(吹替):アリアナ・デボーズ クリス・パイン アラン・テュディック アンジェリーク・カブラル ヴィクター・ガーバー ナターシャ・ロスウェル エヴァン・ピーターズ
2023年に創立100周年を迎えたウォルト・ディズニー・カンパニーの記念作品『ウィッシュ(中国題:星願)』が中米で同時公開中。自分の一番大切な願いを王様に捧げることで、どんな「願い」も叶うと言われている 「ロサス王国」を舞台に、17歳の少女が王国に隠された秘密を知ってしまい、皆の願いを取り戻すために立ち上がる物語です。主人公・少女アーシャのボイスを担当するのは『ウエスト・サイド・ストーリー』で第94回アカデミー賞助演女優賞を受賞したアリアナ・デボーズ。日本では12月15日から公開予定です。
【7位】無価之宝(Be My Family)
公開日:2023年11月10日
監督:張大鵬(チャン・ダーポン)
出演:張訳(チャン・イー)潘斌龍(パン・ビンロン)周依然(ジョウ・イーラン)程曦(チェン・シー)袁暁旭(ユエン・シャオシュイ)
2020年公開の韓国映画『担保(Pawn)』の中国版リメイクがトップ10をキープ!舞台は1990年代、中国東北部の田舎町。雑貨屋を経営する石と楊が借金の回収に行ったところ、債務者の娘・芊芊を担保として引き取ることに。突然始まった2人のおじさんと1人の少女の不思議な関係は、いつしかかけがえのない絆になっていきます。日本公開は未定。
【8位】ハンガー・ゲーム0(中国題:飢餓遊戯:鳴鳥与蛇之歌)
公開日:2023年11月17日
監督:フランシス・ローレンス
出演:レイチェル・ゼグラー トム・ブライス ピーター・ディンクレイジ ハンター・シェイファー ジョシュ・アンドレス・リヴェラ ジェイソン・シュワルツマン
少年少女の死闘を描く米人気シリーズ「ハンガー・ゲーム」の前日譚に当たる作品『ハンガー・ゲーム0(中国題:飢餓遊戯:鳴鳥与蛇之歌)』が中米同時公開中! 反乱を起こした12の地区を戒めるために毎年各区から少年少女が1名ずつ選ばれ、最後の1人になるまで殺し合いを繰り広げる物語を描く本シリーズですが、今作は1作目から64年をさかのぼった過去が舞台に。記念すべき第10回ハンガー・ゲームの新たな試みとして、特権階級の子供が通う“アカデミー”の成績優秀者24人がゲーム参加者の教育係に選ばれるエピソードが描かれています。日本公開は12月22日の予定です。
【9位】紅の豚(中国題:紅猪)
公開日:2023年11月17日
監督:宮崎駿
出演(吹替):森山周一郎 古本新之輔 加藤登紀子 岡村明美 桂三枝 上條恒彦 大塚明夫 関弘子 稲垣雅之
1992年に公開された宮崎駿監督の長編アニメ映画第6作『紅の豚(中国題:紅猪)』が約31年越しに中国本土で一般公開中! 本作は世界大恐慌の時代のイタリア、アドリア海を舞台に、魔法により豚の姿になった元エースパイロットが、空中海賊(空賊)退治を請け負う賞金稼ぎとして活躍する物語です。『紅の豚』は『天空の城ラピュタ(中国題:天空之城)』に続いて今年公開された2本目の宮崎監督作品です。
【10位】靠近我一点
公開日:2023年11月24日
監督:夏永康(ウィン・シャ)
主演:張震(チャン・チェン)春夏(チュンシャー)李現(リー・シエン)
ウォン・カーウァイ作品の『ブエノスアイレス』や『花様年華 』などでスチール・カメラマンとして活動していた夏永康(ウィン・シャ)の監督作品が一般公開スタート。人気俳優の張震(チャン・チェン)、春夏(チュンシャー)、李現(リー・シエン)が演じる男女の三角関係を描くラブコメとなっています。
(ミン・イヒョウ、梅田謙)