マレーシア 中国人観光客向けに30日間ビザ免除を実施へ ホテル検索数が急増

2023-11-30 11:11:27  CRI

 マレーシアのアンワル・イブラヒム首相は26日、12月1日から、中国などからの観光客を対象に30日間のビザ免除による入国を実施すると明らかにしました。これを受けて、中国国内の各大手旅行プラットフォームではマレーシア旅行に関する検索数が急増しています。

△マレーシアの首都クアラルンプール

 中国大手のオンライン旅行プラットフォーム「去哪儿(Qunar)」(チューナー)」指数によると、マレーシアに関する検索数は前月比で3倍近くに増加しました。オンライン旅行プラットフォーム「同程旅行(トンチョン・トラベル・ホールディングス)」のデータによると、同プラットフォーム上でのマレーシア旅行の検索人気度は前月比173%上昇し、マレーシアのホテルの検索数は同112%上昇しました。中国最大級の旅行サイトの一つ「馬蜂窩(マーファンウォー)」でのマレーシア関連の検索数は前月比166%上昇し、クアラルンプール、センポルナ、コタキナバルが最も人気の高い目的地となり、検索数がそれぞれ98%、83%、80%上昇しました。

 「マーファンウォー」によると、ノービザ政策発表後、多くの観光客がマレーシアでの年越しを計画しているということです。マレーシア旅行攻略について議論するチャットグループ内では、現地の交通やホテルに関する問い合わせが殺到しており、中でも渡航中の安全が最も注目される問題となっています。

 中国は24日に一方的なビザ免除対象国の範囲を試行的に拡大し、マレーシアなど6カ国の普通旅券所持者を対象に一方的なビザ免除政策を試行することを決定しました。春秋旅行社の周衛紅副総経理は、「マレーシアは中国人観光客にとって人気の渡航先である。このたびはマレーシア側も友好と誠意を示して、中国人向けのビザ免除政策を打ち出し、両国の民間交流、特に観光客の相互訪問の意欲を大いに促進した」と述べました。現在、北京、上海、広州、深セン、成都、重慶、長沙、アモイなど多くの都市でクアラルンプールへの直行便のチケットが販売されているということです。(ZHL、野谷)


ラジオ番組
KANKAN特集