パレスチナの民族合法的権利の回復を断固支持 外交部

　外交部の汪文斌報道官は30日の定例記者会見で、記者から「国連で29日に『パレスチナ人民連帯国際デー』特別会合が開かれた。習近平国家主席が祝電を送ったことに注目した。関連する状況を詳しく紹介していただきたい。また、中国はパレスチナ問題の解決にどのような役割を果たすのか」との質問を受けました。

　汪報道官は、「中国は一貫してパレスチナの誠実な友人であり、一貫してパレスチナ人民と共に立つ。習近平国家主席は29日の特別会合に祝電を送った。これは、習主席が『パレスチナ人民連帯国際デー』特別会合に送った11回目の祝電であり、パレスチナ人民の民族としての合法的権利を回復する正義の事業への中国の確固たる支持をしっかりと示すものであり、中国が国際問題で公平と正義の責任を担うことを具現化したものだ」と述べました。

　汪報道官はまた、「現在の情勢における今年の特別会合は特別で重要な意義がある。習主席が祝電で指摘したように、パレスチナ問題は中東問題の核心であり、国際的な公平と正義にかかわる。国際社会は迅速に行動せねばならない。国連安全保障理事会は責任を確実に負い、停戦を全力で推進し、民間人の安全を守り、人道的災難を抑止せねばならない。その上で、パレスチナ人民の建国権利や生存権利、復帰権利などの早期実現のために、パレスチナとイスラエルの和平交渉を速やかに再開せねばならない」と説明しました。（任春生、鈴木）