北京
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23/19
英ビジネス貿易省のドミニク・ジョンソン投資担当閣外相(副大臣級)は27日、同国の投資サミットで「中国の電気自動車(EV)産業には強い力がある。われわれは中国の自動車メーカーの英国での投資と工場開設のために努力している。中国企業が英国で素晴らしい自動車を製造することを望んでいる」と表明しました。
ジョンソン氏は、「ネットゼロ(温室効果ガス排出量の実質ゼロ)の目標を達成するには中国の投資が欠かせない」と強調し、英国と中国が相互投資の面でビジネス協力を強化することを歓迎すると述べ、さらに「私にはもちろん、中国の自動車メーカー(の英国への投資)を誘致する大志がある」と付け加えました。
ジョンソン氏は、ビジネス交渉と政治面の違いは両立できると述べ、現在の地政学情勢に懸念はあるが、英国側は中国の投資の誘致を求めているとして、英国と中国の間で強力なビジネス協力が展開されることに期待を示しました。
これに先立ち、ベイデノック英国ビジネス・貿易大臣は9月、オックスフォードにあるBMW Mini(BMWミニ)の工場を訪問した際に、中国がEV技術でリードしていることに言及し、「英国はネットゼロの目標の達成するために中国を必要とする」と述べ、中国製品を電池製品系列から除外することはできないと表明しました。(Mou、鈴木)