北京
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経済協力開発機構(OECD)は現地時間29日、最新の経済見通しを発表し、2023年の世界経済の成長はやや弱まるものの、世界経済がハードランディングするリスクは減少しているとの見通しを示しました。
OECDは2023年の世界経済の成長率は2.9%で、2024年には2.7%に減速するものの、2025年には3%に達すると予想しています。成長の主な源泉は高度成長を遂げているアジア経済です。OECDは報告書の中で、2023年の中国の経済成長見通しを9月の予想を上回る5.2%に上方修正しました。
OECDは、世界経済は依然として持続的なインフレと成長見通しの弱まりに直面する必要があるとし、短期的には、国別の経済成長率にはまだ大きな差があり、中でも欧州の成長は北米とアジアを大幅に下回るとの見方を示しました。
OECDはまた、イスラエルとハマスの衝突で世界的な地政学的緊張が高まっており、エネルギー市場や貿易ルートに大きな影響を及ぼす可能性があり、世界の短期的な経済見通しにリスクをもたらす可能性があると警告しました。(馬げつ、坂下)