急性呼吸器疾患患者の増加 複数呼吸器病原体の感染が原因

2023-11-26 15:50:32  CRI

 国家衛生健康委員会は26日記者会見を行い、関係専門家が冬季呼吸器疾患の予防と治療に関する状況を紹介しました。

 同委員会の米鋒報道官によると、現在、各地で冬になるにつれ、気道疾患の多発期に入っています。委員会は国家疾病管理局と共同で呼吸器疾患のモニタリングと情勢の研究・判断を継続的に実施しています。また、インフルエンザワクチン接種を推進し、各地の医療資源の供給と診療活動の状況を定期的に調整し、医療活動の指導を強化し、経験の共有と技術訓練に取り組んでいます。

 モニタリングによると、最近の呼吸器感染性疾患はインフルエンザが主で、そのほかにさまざまなウイルス、肺炎マイコプラズマなどによるものもあります。中国における最近の急性呼吸器疾患患者の持続的な増加は複数の呼吸器病原体の感染によるものだとみられます。

 こうした状況に対して同委員会は、各地に対して医療資源を科学的、統一的に調達し、一般的な感染の診療能力や重症の識別と転診の効率を高めることを求めています。また、病院に対して関連診察室と治療区域の増設、サービス時間の延長、薬品供給の保障、中医薬の活用や診療能力の引き上げと規範化を要求したほか、学校や保育施設、老人ホームなど、人が密集する場所に対しては感染防止対策をしっかりと行い、人の往来の減少を求めました。(Mou、CK)

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