北京
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中国のSNSでは最近、オレンジ色の作業服を着てほうきを手にして、外国の人に流暢な英語で道案内をする清掃員の女性の人気が「爆発状態」です。素朴な外見ですが自信に満ちた「国際的なセンス」がネットユーザーに深い印象を与えています。
女性の名は張建娜さんです。今年49歳の張さんは、北京市三里屯の外国大使館が集中する区域で路面清掃を担当しています。張さんは河北省保定の農村出身で、高校卒業後は単身で北京に出稼ぎに来て、営業担当や接客員などの仕事を経て、2012年には清掃員になりました。
張さんが清掃を担当している三里屯の周辺には56カ国の大使館があります。外国人から道を聞かれることも多く、張さんは言葉が分からなくて困り切ってしまうことがありました。そのため、独学で英語を学び始めたわけです。張さんはこれまで10年間も学び続けたことで、今では覚えた英単語が3000語以上に達し、外国人と支障なく交流できるようになりました。彼女が自信満々の様子で英語を流暢に話す動画がネット上に投稿されると、「英語が実にうまい!」「平凡な仕事を非凡にした」「清掃員はあまり素養がないと思っていたが、業種にかかわらずだれもが時代の流れを追いかけているとは!」などのコメントが寄せられました。
張さんは現在、英語のほかにフランス語を独学しています。退職後は故郷に戻り、独学で学んだ外国語を利用して観光をPRして、故郷の発展の力になりたいとのことです。(Mou、鈴木)