マレーシア航空MH370便失踪に関する裁判 27日に北京の裁判所で開廷

2023-11-22 14:36:04  CRI

 154人の中国人を含む227人の乗客と12人の乗員が搭乗するマレーシア航空MH370便が南インド洋の海域で消息を絶ったのは2014年3月でした。それから9年半が経過し、同件で訴訟を起こした40人余りの中国人遺族が北京市朝陽区人民法院(裁判所)から、27日に開廷するとの通知を受けました。

 マレーシア航空MH370便の失踪を受け、世界各国は協力して捜索しましたが、結論に至ることはできませんでした。マレーシア航空当局は2015年1月29日にMH370便は事故を起こし、乗客乗員239人全員が死亡したとする推定を発表しました。

マレーシア航空MH370便の出発日は2014年3月8日だった

 この訴訟の被告は、マレーシア航空など5社です。まず再編前のマレーシア航空、次に再編後の新マレーシア航空、さらに航空機の製造元である米ボーイング社、航空機エンジン製造元の英ロールス・ロイス社、マレーシア航空に保険を提供した独アリアンツです。

 訴訟を起こした中国人乗客の遺族は今月27日から12月上旬にかけて、それぞれ個別に法廷に臨むことになります。同訴訟で裁判所は、『モントリオール条約』と『シカゴ条約』を判断の参考にします。

 中国人乗客の遺族の中には、この10年近くをかけて家族を探しつづけるうちに、無念の思いを抱いて亡くなった人も何人かいました。残りの家族は今も悲しみの中で暮らしています。遺族らはいまも家族の帰りを待ち望んでいます。そんな奇跡が起こることがないならば、せめて家族の遺体を家に戻したいと願う遺族がほとんどです。程利平さんはそんな遺族の一人です。程さんの夫は映画の武術指導者でしたが、MH370便と共に消えてしまいました。二人の間に生まれた男の子は当時は幼かったのですが、今では長男は高校1年生、次男は間もなく中学生になります。程さんはこの10年近く、中国のSNSの「微博(ウェイボー)」に投稿する際、必ず自分がいる位置を表示します。程さんは「彼が帰ってきた時に、私たちを見つけることができないことが心配ですから」と説明しました。程さんはまた夫の携帯に通話料カード19枚を一気にチャージしました。いつかは夫からの電話があるのではないかと、待ち続けているとのことです。(藍、鈴木)

 

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