西安市初の水素ステーションのテスト操業が開始 陝西省

2023-11-22 13:37:39  CRI

西安市初の水素燃料補給場所である長慶水素ステーション

 中国西部に位置する陝西省西安市の西咸新区でこのほど、新エネルギー開発会社「維納水素エネルギー科技」のモデル事業として、同市初の水素燃料補給場所である長慶水素ステーションのテスト操業がこのほど始まりました。

 「維納水素エネルギー科技」マーケティング部の関係者によると、大手自動車メーカー「陝西汽車ホールディングス」が製造する水素燃料大型トラックなどの水素充填の需要に対応します。長慶水素ステーションのテスト操業により、水素を利用する大型トラックの都市間物流通路に陝西省初の重要な水素補給の拠点が設置されたことになります。水素燃料の大型トラック30台以上がまもなく投入されるとのことです。

 水素エネルギーは石炭や石油などの自然資源とは違って、水素と酸素の化学反応によって得られる新型の化学エネルギーです。水素は直接には採掘できず、二次生成するしかありません。高い圧縮比や大規模な貯蔵が可能であること、さらにエネルギーが減衰しないなどの特性があります。

 「維納水素エネルギー科技」は水素エネルギーの生産と貯蔵、運輸、加工、使用という全産業チェーンの管理プラットフォームの構築に力を入れており、今後3年間で水素ステーション30カ所を建設する予定です。(任春生、鈴木)

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