習主席 フランスのマクロン大統領と電話会談

2023-11-20 20:54:03  CRI

 習近平国家主席は20日午後、フランスのマクロン大統領と電話会談しました。

 習主席はその中で、「中国はフランスとハイレベルな交流を維持し、中仏ハイレベル人文交流メカニズムの新たな会議を成功裏に開催し、教育、文化、科学研究などの協力で新たな進展を実現するよう推進し、両国国民の友好往来を促進していきたい」として、「中国は国連などの多国間機関におけるフランスとの協力を強化したい。今年は中国と欧州連合(EU)が包括的戦略パートナーシップを樹立して20周年であり、現在の激変する世界に直面して、中欧は互恵協力のパートナーであることを堅持すべきだ」と述べました。

 習主席は「中仏は気候変動対策分野で良好な協力を保っている」として、「中国はフランスと共に、中仏が手を携えて気候変動に対応するという力強いシグナルを発信し、ドバイで開催される国連の気候変動枠組条約第28回締約国会議(COP28)の成功を後押ししたい」との考えを示しました。

 マクロン大統領は、現在の国際情勢の下で、仏中が戦略的意思疎通・協力を維持する意義は重要だとして、「フランスはEUと中国が相互尊重、互恵協力の精神に基づいて包括的な戦略的パートナーシップのさらなる発展を推進することを願っている」としました。

 両首脳はパレスチナとイスラエルの紛争について意見を交換し、パレスチナとイスラエルの情勢のいっそうの悪化を回避することが急務であり、とりわけ、より深刻な人道主義的危機を生じさせてはならず、「2国家解決案」がパレスチナとイスラエルの繰り返される紛争を解決する根本的な活路であるとの見解で一致しました。(ヒガシ、坂下)

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