王毅外交部長 アラブ・イスラム国家外相合同訪中団と会談

2023-11-20 21:21:58  CRI

 王毅中国共産党中央政治局委員兼外交部長は20日、北京でアラブ・イスラム国家外相合同訪中団と会談しました。

 王外交部長は「われわれはアラブ・イスラム国家の正当な権益を一貫して擁護し、民族の合法的権益を回復するというパレスチナ人の正義の事業を一貫して支持している。中国はこの紛争の中で断固として公平と正義の側に立ち、紛争の鎮静化と民間人保護のために努力し、人道主義的救援を拡大し、人道主義的災禍を防ぐために奔走し、『2国家解決案』に戻り、パレスチナ問題を早期に解決するための呼びかけを行ってきた」と述べました。

 王外交部長は「中国はアラブ・イスラム国家が行っている外交努力を断固支持する」と表明した上で、現在のガザの危機に対応し、パレスチナ問題を解決するための中国の主張を打ち出し、「当面の急務は、国連安全保障理事会と国連総会の関連決議を全面的に実行し、直ちに停戦することである。停戦は外交辞令ではなく、ガザの人々の存亡をかけた鍵となっている」としました。

 王外交部長は「パレスチナの将来と運命に関わるいかなる取り決めもパレスチナ人の同意を得なければならず、地域国家の合理的な懸念にも配慮しなければならない」と強調しました。

 王外交部長は「パレスチナとイスラエルの紛争が繰り返される根本的な原因はパレスチナ人の建国権、生存権、帰還権が長期にわたって無視されていることにあり、これを解決する道は『2国家解決案』を実行に移し、独立したパレスチナ国家を樹立することだ」との考えを示しました。(ヒガシ、坂下)

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