北京
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米国在住のジャイアントパンダ「美香」「添添」がこのほど、ワシントンで生まれた赤ちゃんパンダ「小奇迹」を連れて中国に帰国した。出発前には多くの米国民が別れを惜しんで見送りに行き、将来また新たなパンダが米国に来ることを期待していた。中国の習近平国家主席は現地時間15日夜、サンフランシスコで米国の友好団体が共同で開いた歓迎レセプションに出席した際、この件に言及し、米国とパンダ保護協力を続け、両国国民の友好的感情を増進するため努力する用意があると表明した。
愛くるしいパンダは、中米両国国民の友情を見守ってきた。「人民の双方向の行き来が中米関係を徐々に谷から正しい道に戻へと戻している」「中米の道は異なるが、いずれも人民の選択したもので、全人類の共通価値につながり、尊重されるべきだ」……歓迎レセプションの演説で習主席は、中米関係の健全な発展促進に対する国民の重要な役割を何度も強調した。
確かに、国家関係はつまるところ人民同士の関係だ。過去から現在に至るまで、民間交流は一貫して中米関係の発展を推進する尽きることのない原動力だ。今日、中米関係はまた一つの肝心な時を迎えた。米国側が誤った対中認識に基づき、誤った対中政策を取ったことで、中米関係は国交正常化以来の谷に陥った。人々は、新時代における中米国民の友好の物語を、どのように書き継いでいくかを考えている。
人と人との間を行き来するには、まずルートがスムーズでなければならない。今回、両国はより多くの人的往来を便利にし、人文交流を促進する措置を打ち出し、これには航空便の一層の大幅増便、中米観光ハイレベル対話の開催、ビザ申請プロセスの最適化などが含まれ、中国側は今後5年間で5万人の米国の青少年を中国での交流と学習に招く用意があると発表した。
習主席は「中米関係の希望は人民にあり、基礎は民間にあり、未来は青年にあり、活力は地方にある」と述べた。サンフランシスコからの再出発で、人文交流は中米関係の「接着剤」であり、中米両国国民に「心の橋」を架けるものでもある。これは中米関係の改善・発展の最も堅実な力である。(CRI論説員)