中国版GPS「北斗」 ICAOに正式加入 世界の民間航空で使用可能に

2023-11-17 16:57:12  CRI

 国際民間航空条約(シカゴ条約)の第10付属書の最新改訂版がこのほど正式に発効されました。その中には中国独自の衛星航法システム「北斗」の標準と推奨措置が含まれています。これにより「北斗」システムは、国際民間航空機関(ICAO)の標準に正式に加入し、世界中の民間航空で使用可能となった衛星航法システムとなりました。

衛星航法システム「北斗」のシミュレーション画面

 「北斗」システムは中国が独自に構築・運用を行う衛星航法システムで、国連が認可した四つの全地球衛星航法システムの一つでもあり、世界200以上の国と地域のユーザーにサービスを提供しています。民間航空用の「北斗」システムの国際標準化作業は、同システムの民間航空におけるグローバルな応用の基礎となります。

 2010年、中国衛星航法システム管理弁公室は中国民用航空局と共同で、第37回ICAO総会で「北斗」システムのICAO標準への参入を申請し、北京航空航天大学などの「産学研用」(生産・学習・科学研究・応用)関連機関によるワーキングチームチームを組織し、関連業務を推進してきました。

 2020年、ICAO航法システム専門家グループの第6回全体会議で、「北斗」システムの189項目の性能指標における技術検証をすべてパスしました。これは、同システムが世界の民間航空分野へのサービス提供能力が国際的に認められ、航空分野における「北斗」システムの応用の全面的な推進のための強固な基礎を築いたことを示しています。

 十数年にわたり、28回の作業会議、50回以上の技術討論、100本以上の技術文書の提出、2000項目余りの問題への回答を経て、またICAOの技術専門家グループによる審査、航空委員会(ANC)による審査、そして理事会による審議を経て、「北斗」システムの標準と推奨措置はICAO標準への加入に成功しました。同システムはICAOの関連技術の検証に合格し、「北斗」システムのグローバルサービス能力がさらに検証されました。(藍、野谷)

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