北京
PM2.577
23/19
このほどおこなわれた中国の金鶏賞(中国映画界の最高賞)イベントの映画PR会で、日本映画「花束みたいな恋をした」(中国語タイトル:花束般的恋爱)の中国リメーク版の制作プロジェクトの始動が発表されました。情報が公開されるとすぐにソーシャルメディアプラットフォームの人気ランキングに登場しました。中国各地のネットユーザーは地元の特色を持つ「改編版」を次々と提案しました。

2022年に中国で公開された日本映画「花束みたいな恋をした」のポスター
オリジナル版の「花束みたいな恋をした」は、2021年1月29日に日本で公開。東京で終電を逃した山音麦と八谷絹の真摯(しんし)な恋物語で、5年にわたる胸を締めつけるような恋の軌跡を繊細に描いています。物語の舞台は東京にありますが、映画に登場する多くの作品や若者の生活の面白みに、中国の若い観客らは共感しました。
映画は2022年に中国で公開され、興行収入は9606万元(約20億円)に達し、都市の恋物語の傑作とされ、豆瓣(Douban、中国の大手ソーシャル・カルチャー・サイト)で8.6点(10点満点)という高い点数を獲得しました。そのため、中国でリメークプロジェクトの始動が発表されると、大きな注目を集めました。「全国各地にそれぞれの『花束みたいな恋』がある」というのが同サイトでホットな話題になり、多くのネットユーザーがこの日本の物語をどのように合理的にローカライズするか、自発的に脚本家に提案しました。例えば、北京版の男女の主役は、北京国際映画祭資料館(映画館名)の真夜中の放映で出会う、上海版では上海新劇団の公演を見た後、入り口で一緒にシェア自転車を走らせて知り合う、東北版では「二手バラ」(バンド名)のコンサートで出会い、その後一緒にお酒を飲んで鶏の骨を食べ、最終的に銭湯で別れた……地方の特色のあるこれらの改編版は、笑いを誘うと同時に、中国の文化と十分に融合してこそ、中国の視聴者に認められるリメーク作品を作ることができるのではないかという考えも込められています。(Mou、野谷)