習主席 ブルネイのハサナル国王と会談

　習近平国家主席は米サンフランシスコで現地時間16日午後、ブルネイのハサナル国王と会談しました。

　習主席は、国交樹立から30年余りたった両国は大小の国家が平等に接し、互恵・ウィンウィンの模範を確立し、地域の平和、安定、発展、繁栄に積極的に貢献してきたと強調したうえで、「今年は両国が戦略的パートナーシップを構築して5周年になる。中国はブルネイと共に、質の高い『一帯一路』を共同で建設し、両国民により多くの幸福をもたらすことを望んでいる」と述べました。

　また、「ブルネイが国情に合った発展の道を歩むことを支持する。ブルネイの優れた製品の対中輸出拡大を歓迎するとともに、より多くの中国企業がブルネイでの投資・興業を通じて、教育、文化、観光、衛生、地方などにおける人的・文化交流を展開することを奨励する」と中国の立場を示し、海上共同開発における積極的な進展に向けて共に努力し、南海の平和と安定を共に維持する必要性を強調しました。

　ハサナル国王は「ブルネイは一貫して一つの中国の政策を揺るぎなく堅持し、中国との関係発展を高度に重視している」と強調したうえで、「経済や貿易、農業、漁業、グリーンエネルギーなどの分野での協力強化に引き続き力を入れ、人的・文化交流を深めていく。また、質の高い『一帯一路』の共同建設を積極的に推進していく願いがある」とブルネイの立場を示しました。さらに、「ブルネイは中国と共に、東南アジア諸国連合（ASEAN）の枠組み内での協力を引き続き強化していくことを望んでいる。南海行動準則が早期達成され、共同で南海を平和の海、友好の海とし、域内の平和と安全を促したい」と述べました。（朱、野谷）