北京
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中国中部の湖北省黄石市在住の小学生、周雨琛君(9)はこのほど、街で迷子になっていた2歳の女の子を助け、ネットユーザーを感動させました。
その日、周君はいつものようにバスに乗って家に帰ろうとしたところ、バス停の椅子に座る赤い服の女の子を発見しました。周君は女の子に声をかけ、母親を見失って迷子になっていることが分かりました。周君は直ちに子供用スマートウォッチを使って110番通報し、警察官に「バス停で子供を拾った」と報告しました。警察官が現場に到着するまで、周君はずっと女の子のそばで見守っていました。

教室で感謝状を受け取る周雨琛君
女の子は2歳の希ちゃんで、幼いため、家族の電話番号や家の住所を覚えていませんでした。警察官は周君に「よくやった。ありがとう」とお礼を言い、周君を家まで送り、学校の名前や学年、学級を聞いて記録しました。
その後、警察官は希ちゃんを交番に連れていき、コミュニティーの住民に母親探しを助けてもらいました。30分後、希ちゃんの母親の劉さんは隣人から迷子の話を聞き、交番に駆け付けました。劉さんは「知り合いにばったり会って話していたら子供を見失い、スーパーから家までの道を探したが、見つからなかった。本当に怖かった。どうもありがとうございました」と何度も感謝の言葉を述べました。
数日後、警察官は周君の担任の先生に連絡し、周君に内緒でクマの縫いぐるみと感謝状を教室に届けました。担任の先生はクラスで周君が他人を助けたことを褒めました。周君は思いがけない特別な表彰を受けて笑顔を見せました。ネットユーザーからは「子供が子供を“拾う”とは」「後日談も愛にあふれてる」「周君、よくやった」と称賛の声が寄せられました。(殷、藤井)